ジュニアNISAはいつまで利用できるの?廃止後はどうしたらいいの?

子ども

ジュニアNISAとは?制度はいつまで?

「ジュニアNISA」は、日本に住む0歳から19歳までの未成年者が利用できる非課税投資制度のこと。

2023年をもって終了することになりました。

それならもう、ジュニアNISAは使えないの?

それが違うの!実は最近になって利用者が増加しているんだって!

廃止が決定しているのになぜ今始めるの?今、ジュニアNISAを始めるべき3つのメリット

ジュニアNISAは2023年に終了することが決まっています。廃止になるなら今更やる意味がないのでは?と思っていたのですが、調べてみるとメリットがいっぱい!

実は廃止に伴い、使い勝手が向上し利用者が増加しているらしいです。私も廃止が決定してから始めました。12月になって慌てて申し込んだので2022年度分は間に合わず、2023年分からになってしまいました。もし利用を検討しているなら早めに手続きしたほうがいいと思います。口座開設するまでに思ったより時間がかかります。廃止に伴う変更点やおすすめの証券会社も紹介しています。

ジュニアNISAで家族の非課税投資枠を増やせる

メリットの一つ目は家族全体で見た時に、非課税投資枠を増やせるという点です。2024年から始まる新制度では20歳未満の方の口座開設ができなくなるため、子どもがいる家庭で枠を増やすためにはジュニアNISA口座を開設しておく必要があるんです。

年間の非課税投資額の上限は、一般NISAが120万円(2024年からの新NISAは122万円)、つみたてNISAが40万円、ジュニアNISAが80万円です。1人につきいずれか1口座までしか開設できません。

 例えば、夫婦でつみたてNISAをしている場合、年間の非課税投資額は夫婦二人で合計80万円ですが、子どものジュニアNISA口座を開設すればそれにプラスして80万円が非課税で投資できるようになります。もし子どもが2人なら家族合計で240万円まで非課税で可能です。ジュニアNISAを使うことによって家族全体の非課税投資額が増やせます。

ジュニアNISAが廃止された後も、非課税で資産運用ができる

ジュニアNISA口座で新規投資できるのは2023年末までですが、2023年までに保有した商品は2024年以降も子どもが18歳になるまで非課税運用が可能です。廃止されたとしても非課税で長期で運用できるのはメリットです。

次に書く

次に説明する、払い出し制限もなくるので、引き出したり、運用を続けたり、その時の家庭の状況によって選択肢が広がるのは嬉しいですよね。

払い出し制限がなくなって自由度が高くなる

ジュニアNISA口座の資産は、原則として18歳より前に引き出すことができません。

この、「お金を自由に引き出せない」というシステムがあったので、私は今までジュニアNISAの口座を始めていなかったんですよね。

だって子どもが18歳までって、急にお金が必要になる可能性も十分に考えられる‥!手狭になって引越しするかもしれないし、マイホームも、今はまだ考えてないけど急に購入したい物件が現れるかも。

子どもが入学したら私の仕事も働き方が変わるかも。短時間やパートになって月収が減ってしまったら?子育て世代の生活は変化しやすい。

だからこそ、急にお金が必要になったときに下ろせないっていうのは避けたいな!って気持ちがありました。

それが今回の廃止に伴う制度の変更で、18歳までの引き出し制限が解除されることになりました!

2023年までにジュニアNISAで投資した資産は、子どもが18歳になっていなくても、いつでも引き出せるようになります。「お金が18歳まで自由に引き出せない」ということが私にとってのデメリットだったので、この引き出し制限が解除されたことによって私はジュニアNISAを始めることにしました。

とはいえ、お金が途中で必要にならなければ、ジュニアNISAの資産はなるべく保有し続け、子どもが18歳になるまで運用していくのがおすすめです。長く投資を続けるほど、複利の効果でお金を増やせると考えられています。

もちろん、教育資金や突然の事態などで途中で引き出すこともありえますよね。2024年以降はいつでも引き出せるので、例えば中学や高校の受験、進学、塾代や習い事などのためにもジュニアNISAのお金を使いやすいですよね。

ジュニアNISA口座開設のおすすめの証券会社

楽天証券

SBI証券

松井証券

ジュニアNISAの始め方

さっそく始めたい!ジュニアNISAをはじめるにはどうしたらいいの?

ジュニアNISA口座の開設手続きの流れ

  1. 金融機関から口座開設書類を入手
  2. 金融機関に口座開設に必要な書類を提出
  3. 金融機関が税務署に口座の重複がないか確認をとる
  4. 金融機関から申し込み結果の報告がくる
  5. 開設完了

NISA口座は1人1口座しか開設できません。そのため金融機関は税務署に重複がないか確認します。税務署の確認は2週間程度かかります。そのため口座開設までは1ヶ月以上みておいた方がいいと思います。

私は12月に入ってすぐ申し込みましたが、年末で確認に時間がかかったのか、その年度に間に合いませんでした。

もっと早く動いていれば‥と後悔。

ジュニアNISAが2023年で廃止された後はどうなる?

ジュニアNISAは2023年に廃止されますが、廃止に伴い、制度が変更され、使い勝手が向上し利用者が増加しています。

ジュニアNISA口座で新規投資できるのは2023年末までですが、2023年までに保有した商品はすぐに解約しなければいけないわけではなく、2024年以降も子どもが18歳になるまで非課税運用が可能です。

また、2023年までにジュニアNISAで投資した資産は、子どもが18歳になっていなくても、いつでも引き出せるようになります。引き出すこともできるし、そのまま運用を続けることもできる。選択肢が広がったんですね。

2024年以降は子どもの非課税での運用できる制度がないため、2023年中に口座だけでも開設しておくのがおすすめです。

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